老人ホームでコミュニティダンス実習を行いました!

こんにちは、追手門学院高校 表現コミュニケーションコースです!

今日から4月、新しい年度が始まりましたね。

 

 

新年度第一発目は、昨年度3月に老人ホームで行われた実習について報告します

 

表現コミュニケーション2期生(当時高2)は、高槻市宮野町にある介護付有料老人ホーム「みやの楽々園」にて、コミュティダンス実習を行いました。

 

「コミュニティダンス」とは・・・

ダンスの経験の有無、年齢・性別・障がいに関わらず、誰もがダンスを創り、踊ることができるという考えのもと、アーティストが関わり、教育や健康、福祉、地域活性化などにダンスの力を活用しようとする取り組みのことを示します。

 

先日、1期生の先輩たちが、八幡支援学校の生徒のみなさんと行ったダンスの授業は、まさにこれですね。

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そして、2期生が1年生のときに、アーティストの北村成美さんを中心に、おやじダンサーズ「ロスホコス」のみなさんと一緒にダンスを創ったのもこのひとつと言えるでしょう。

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このように、社会で共生(ともに生きる)人たちとダンスで交流することにより、

 

・他者とのコミュニケーションを体験的に学ぶこと、

・ダンスのもつ力・社会的効果について考えること

 

これらを目標に、実習に取り組みました。

 

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【事前学習】

実習に行く前に、コミュニティダンスの歴史やその役割について学び、自分達でも「ダンスの持つ力」について考えました。

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さらには、車椅子の動かし方など技術的なこと以外にも、

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相手に興味をもつこと、相手の状態を想像すること、身体的な感覚で読みとること、など様々なコミュニケーションの取り方にチャレンジしました。

 

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実習で入居者さんと一緒に歌う歌も練習中!

 

【山田珠実さんとの事前学習】

「みやの楽々園」でのコミュニティダンス実習では、アーティスト:山田珠実さんにファシリテーターをお願いをしました。

 

珠実さんには、昨年度、滋賀県の老人ホームで行った実習(1期生実施)でもお世話になりました。

 

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珠実さんとの事前学習では、体の構造を学ぶことからはじまりました。

自分の体に興味をもつこと、人の体に興味をもつこと、興味をもたれた体・・・などなどワークを通して様々な体の不思議を発見しました。

 

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★事前学習・生徒感想 一部抜粋★

 

(ワークを通して)気持ちの持ち方1つで、体にあんなにも変化が現れたのでびっくりしました。それほど、相手に自分の内面の気持ちが伝わってしまうことなので、コミュニケーションをとるとき、偽りのきもちを持って、作り笑顔などをしてはいけないということがわかりました。

 

 

(ワークを通して)人の意識的な意識ももちろん、無意識でも他人からの影響を自然と受けとっていて、それが体にも伝わっているというのが人間の感覚ってすごいと思ったし、これは日常生活でも相手からの影響を受けて動いているんだなと思いました。

 

 

相手と自分にある、糸みたいなものを切らないこと。相手との集中を切らさないということ。その糸を“無意識”のうちに切らないこと。これが大切なことなんだと思いました。(中略)高齢者施設でも、利用者さんとの糸が切れないように、全力でやりきって楽しみたいと思います。

 

 

【実習当日】

3月2日、2期生は期末テスト最終日、

テスト後に高槻市宮野町にある「みやの楽々園」に向かいました。

 

この日までに、山田珠実さん、表コミ舞踊の福岡小百合先生、そして先日卒業した1期生の有志数名が、「みやの楽々園」に訪れてダンスで交流を行い、実習へ向けての関係性や環境つくりを行っていました。

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当日直前の打ち合わせ。みんな緊張の面持ちです・・・

 

スタッフの方々にも温かく見守っていただきながら、実習スタート!

45分間の「ダンスの時間」を2回、行いました。

 

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ダンスで自己紹介!OSAKAから来ました!

 

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イェイ!

 

入居者のみなさんの温かい受け入れの姿勢によって、2期生も積極的に次第に緊張がほぐれていきました。

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一緒にダンスをしたり、

 

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ふりつけをつくったりしました。

 

 

さらに実習後には、「みやの楽々園」のスタッフの皆さんによって、

施設の見学の時間や質疑応答の時間を設けていただきました。

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数ヶ月間の準備期間を経ての今回の実習、参加した2期生はどのような学びを体験することができたのでしょうか。

 

ここで、感想文をいくつか紹介したいと思います。

 

 私達とおどっているところを見て、「違う表情を見せてくれた。」とか「反応があった」、「パワフルになった」などとても嬉しい変化があったんだと、初めてきた私には分からないことをスタッフさんが教えてくださって、素直にすごく嬉しくなり来れて良かったと思いました。

 

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 たくさんの入居者さんたちとお話をさせていただいて、すごく楽しかったです。しかし、相手を楽しませたいという気持ちが大前提にあって、その上にしなければいけない事がたくさんあって、頭がいっぱいで、どうしても表面的なコミュニケーションの部分で止まってしまったような気がします

 もっと、喋るだけではなく、奥深くに入り、体と体との関係性や、もっと深くから相手を見たかったと思いました。

 

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 (入居者さんの手を)しっかりと触ってみると、“生きてきた手”という感じがすごく伝わってきて、手と手の間の繋がりが生まれて、手を離したくない、触っていることが安心感に変わりました

 私がそう思ったときに、入居者さんも、気持ちいいと涙を流してくださったので、ちゃんと繋がれているのだなと感じました。f:id:otemon-hcc2014:20170324161022p:plain

 周りから見れば、ただ手を触っているようにしか見えないこのワークも、実際にはこれでコミュニケーションがとれて相手のことを読み取ることが出来、お互いが幸せなきもちになれ、体と体の触れ合いが生み出す力はとても大きいものだと感じました。

 

 

 私はこの実習を通して、“入居者さん一人一人の心に寄りそう”ことができました。(中略)手に触れる瞬間からなにか違っていて、手の質や手の形といった表面的なことではなくて、手の熱から感じる、その人の人生だったり、生きる希望などが伝わってきました(略)

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 私の頭を両手でもって、おばあちゃんの頭に合わせてくれて、「嬉しい、嬉しい」と泣いてくださったときに、「記憶には残らなくても、幸せの瞬間が少しでもあれば、それがおばあちゃんにとってもの記憶なんだ」と思いました。(中略)その瞬間、瞬間を幸せに感じ、入居者さんたちの心を満たしてあげられるようなコミュニケーションをとることが、大切なんだと分かりました

 お互いが、お互いに刺激を与え、常にお互いのことを学んでいく。

 だから私は人との出逢いが大好きなんだと、ここで改めて知ることができました。

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今回のコミュニティダンス実習を通して、それぞれが個々の課題にぶつかりながらも、挑戦をすることによって、人とつながるという交流の喜びや楽しさ、今後の目標など、本当に多くのことを学ぶことができました。

 

実習の実現にあたり、環境を整えていただいた「みやの楽々園」の皆様、参加していただいた入居者の皆様、ファシリテートを請け負っていただいた山田珠実さんをはじめ、多くのご協力をいただきました。

本当にありがとうございました!!

 

 

さて、冒頭でも述べましたが、今日から4月!

また一学年、階段を上りましたね。

最高学年となった3年生は、次はいよいよ6月に「卒業公演」を残すのみとなりました!

 

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これまでの経験、そこで培った力を存分に活かして、最高学年を悔いのないように全力で取り組んでいきましょう!!

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