卒業公演を終えた3年生、
今度は追手門を飛び出し、「アートは社会に何ができるのか」をリサーチする実習に挑戦しました。
その様子を全3記事にわたって報告いたします☆
【事前学習】
まずは事前学習。
日本における貧困や格差についての映像を見て、見る前と後の印象の違い、そして新たに生まれた疑問や課題について話し合いました。
ここでは、釜ヶ崎だけでなく、自分たちと同世代の子どもが貧困に直面するドキュメンタリーや、貧困の「見えない化」についても学びました。
【特別講座】
NPO法人「こえとことばとこころの部屋」(ココルーム)代表、詩人の上田假奈代さん、そして、現在、釜ヶ崎の活動に幅広く参加している伊藤洋彰さんを講師にお迎えして、なぜ釜ヶ崎にたどりついたのか・現在の釜ヶ崎での活動、についてお話いただきました。
後半は「詩を作る」WSを体験。
ペアになり、テーマに沿ったインタビューをもとに相手に向けて詩を作りました。作った後は、その詩を読み、相手に届けます。
初めは、詩ってどうやって作ればいいの⁉と困惑気味でしたが、「自由詩」というルールのない創作スタイルを用い、深く集中しながら相手へ送る言葉を選んでいました。
時間が足りずに発表は1組しか行えなかったため、後日、通常授業の時間に発表の時間を設けました。
…実は、初めは「小グループで発表→全体で発表する代表者を決める」という流れだったのですが、小グループで発表し終えても「全部の詩が素敵すぎて代表が決められない‼」という声が多数あがり、急きょ、全員が発表することに。
他人が自分のことを想って作った詩はとても温かく、穏やかで温かい時間を体感することができました。言葉の力の強さ、大きさをかんじました。
次回は、いよいよココルーム訪問&釜ヶ崎街歩きです!
記事②
アートによる社会包摂リサーチ実習② ~社会のなかに活かされるアートを体感しよう~ - 追手門学院高校・表現コミュニケーションコース活動ブログ
記事③
アートによる社会包摂リサーチ実習③ ~社会のなかに活かされるアートを体感しよう~ - 追手門学院高校・表現コミュニケーションコース活動ブログ