追手門学院高校・表現コミュニケーションコース活動ブログ

大阪府茨木市にある追手門学院高校・表現コミュニケーションコースの活動ブログです。普通課のカリキュラムに週8時間、演劇とダンスの表現教育を行っています。日々の活動の様子をお伝えします!

ヒョーコミプレゼンツ!#3 卒業生インタビュー【武部葵】

 

 

ヒョーコミプレゼンツ!第3回!!

インタビュアーは、表コミを「はじまり」から知る表現科教員の福岡が務めます★

 

在学中から人のために働くことに喜びを感じていたあおい。

思っていることはたくさんあるのに言葉にならないこともしばしば…でも今回は想いを込めながら、一つ一つ大切に語ってくれました!

 

―今の所属を教えてください

神戸女学院大学 人間科学部 心理行動科学科です。

 

―もう4年生?

いまもう4年生です(笑)もう卒業です(笑)

 

―なんで心理にしたの?

心理にしたのは、高校の部活で色々あって、まじで地獄だったんですけど、なんか自分には表コミがあるし、居場所があるからいいやって思えるようになって、次は自分が同じような思いをしてる人の支えになりたいし、居場所作りがしたいなと思って心理学に進みました。

 

―就職は?

決まっています。企業のアシスタント職です。

 

―へぇ、なんでそこに行きたかったん?マネージャーしてたから?

そうです。誰かを支えられるっていう仕事につきたかったので。

 

―表コミってどんな場所だと思いますか?

自分を変えてくれた場所やなってすごい思います!高校入るまでは、1人になることが嫌で、なんか自分の意見も言えないし、その自分が嫌だったんです。それより1人になるのが怖いっていう方が強くってなんかもうそのままでいいやって思ってたんです。でも高校入って、その表コミってありのままの自分をその先生もクラスメイトも受け入れてくれるし、自分の意見を話す時にみんながその肯定してくれるのがすごく嬉しくて、なんかそういうのを3年間続けてると、自分にだんだん自信が持てるようになってきて、なんか自分の意見を伝えてもいいんやって思うし、もし1人になったとしても表コミがあるからいいやって思えるんで、それがもう今もずっとそうなんですけど、高校卒業してからも、その、相手の意見を受け入れた上で自分の意見をもちゃんと発言ができるようになったし、自分に自信をもって生きれてるっていうのが高校入る前と比べてすごい1番変わったところかなって。

 

―今はじゃあそんなに怖くない?

そうですね。全然!なんか逆に1人の方が楽かなって思うぐらい、1人でいれます。

 

―それは、なんだろ、違ってもいいみたいなことが

そうですね!みんな違うのは当たり前やし・・・他人と考え方とか意見が違うことに対して、それが逆にいいんじゃないかなって、思うようになりました。

 

―じゃあ高校3年、表コミで学んだことは?

学んだこと・・・それこそもう、ありすぎるけど、印象に残ってるのは・・・他者の意見を否定せずに受け入れてさらにいいものを作っていくこと。あとは、大学になってもふと思いだして意識するのは、当たり前だと思わないこと。今でも、すごいなんかしんどくなった時とか、普通にご飯食べてる時とかも、なんか・・・ほんとにそんなすぐ忘れるけど、普通?その普段のその日常が当たり前じゃないなって思って、その1日1日を大事に過ごさないとな~って思う時間がよくあります。

 

―なんで、なんでそう思うの?

んー・・・んーえなんかその、今振り返って思うことで、高校の時は石井先生がその言葉をいつも言ってくれてて。そこでいつもそうやなって思って、それが高校生の時には印象に残ってるんですけど、表コミにいた自分を振り返ると何事にも全力で。今、今も生きてるんですけど(笑)なんか、もっと、生きてたな~って(笑)わかんないけどそういう風に思います。授業もそうだし、公演もそうだし、先生もみんなもこの一緒にいる時を、全力で授業して、全力で公演頑張って、泣いて笑って怒って、もう何事にも全力だったなって思って。それとその今の現状を比べた時に、なんかちょっとなんやろ、あの時の全力は今はちょっと足りてない、全然足りてないなって思う。高校の時はなんかその時に一生懸命で、やっぱあれは全然当たり前じゃないし、もっとその生活に、ありがたさというか幸せをもっと感じて3年間を過ごせたらまた違ったんだろうなってすごい今思います(笑)

 

―その、今あおいが全力っていう言葉で表現してくれてるじゃん。で、全力っていう言葉が指すことっていうのは?

んー・・・クラスメイトのことを思うとか考えるとか、あと逆に思ってもらったり、考えてもらったり・・・んー・・・その時の気持ちとか、なんか体力的にもやっぱそうなんですけど、体は疲れてなくても、嬉しいとか悲しいとか悔しいとか楽しいとか、そういう感情の面で常にMAXの状態があって、・・・ずっとなんか動いてる感じ?気持ちが動いてる?のが、いやぁ、ムズイ、

 

―分かるよ分かる。だからこう、感度が高かったんだろうね。

そう!ですね。

 

―表コミの先生ってどんな先生?
今ちゃんと思うのは、もう溢れるくらいの愛をくれる人、くれた人。親だなって思うぐらい自分たちにこう時間を使ってくれて、自分たちのことを考えて、支えてくれる。そんな先生はもういないなって思います。普通の先生は、ほんとに授業をしてるというか、学生のために教えてくれてるってものあるけど、なんかほんと表面上って感じがするけど、表コミの先生は内面までちゃんと知ろうとしてくれて、してくれた上で・・・気持ちの面でもサポートしてくれる。

 

―どんな場面でそれは感じるの?

えぇ、どんな場面・・・んー・・・1番直接感じるのはそのなんか公演後の振り返りとか、先生たちが自分のその気持ちを伝えてくれる時間ってあるじゃないですか。あの時、やっぱ公演ってなると自分のことに必死になっちゃうのでなんか先生のことを考えられる時間?っていうのが無かったんですけど、終わった時に先生が感じていたことや思いを受け取ると、そう感じられます。

 

―あ〜。高校生の時って。先生は先生。大人は大人。なんか私の感覚としては、あ、先生も同じ人間だったのねみたいな、なんか陸続きでその人のことを捉えられる瞬間があると、信頼ができたり先生にもそういう背景あったよね?みたいなことを考えられるようになるよね(笑)

はい!そのなんか、福岡先生がお子さんもいて家庭がある中で時間を割いてくれてる。とかそういう話をしてくれることがあって、その時がやっぱ1番感じてましたね。1日24時間っていう限りがある中で、他にいっぱいやることもあるのに、私たちのことを1番に思ってくれていることのありがたさというか、そう考えてくれる人がいる幸せを感じていました。

 

―なんか隠してやりきるとかじゃなくて、ね。その、その場にいる大人も同じ対等な人間として関わってそれで感じたことを言ったりするっていうことだよね、きっと

はい。確かに隠さずに言ってくれるのが、そのなんか先生やけど先生感はそんなないみたいな。同じ立場で関わってくれてるっていうのを知ると、距離は近くなるし、なんか頼ってばっかりじゃだめだなって。子どもなりに、自分たちのことは自分たちでしようって考えるようになった気がします。

 

―表コミを色で例えると、何色だと思いますか?

えー、んー(笑)表コミを色で例えると、赤

 

―赤!なぜ?

んーなんか、こう常に燃えてる、全員が(笑)燃えてるって感じがする。メラメラと(笑)

 

―今もチア続けてるんだよね?舞台に立ったりとか、踊ったり。なんで続けてるの?

えー、誰かをもう笑顔にしたい。笑顔に、したい。なんか笑顔になってもらいたいっていう思いがあって、自分も楽しい。それこそさっき先生があの言ってくれた身体を動かすことに充実を感じてるみたいなのもあるかなって思うので、身体を動かしてたい。

 

―つまりは心も動かしていたいんだね。

うん。(笑)

 

―以上です!ありがとう

ありがとうございます。

 

 

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〈最後に一言〉

私にとって表コミでの3年間は、私を大きく変えてくれたかけがえのない時間でした。素敵な出会いが沢山ありました。
他者と異なった考えを持っていることを恐れず、自分の想いを相手に伝えられるようになりました。また、他者の意見を受け入れ、認め合うことの重要性を学びました。
今後も日々を大切にし、全力で人生を楽しみたいと思います。
表コミ大好きーー!