追手門学院高校・表現コミュニケーションコース活動ブログ

大阪府茨木市にある追手門学院高校・表現コミュニケーションコースの活動ブログです。普通課のカリキュラムに週8時間、演劇とダンスの表現教育を行っています。日々の活動の様子をお伝えします!

8期生卒業公演 終演しました!!

6月15日(木)〜18日(日)に表現コミュニケーションコース8期生卒業公演を行いました!!



この公演は社会で活躍されているアーティストの方をお招きし、表現コミュニケーションコースの生徒と一緒に作品を創り上演します

 

ダンスでは柿崎麻莉子さん、演劇では三浦直之さんにきていただきました!

 

また7月7日(金)〜7月17日(月)の期間にオンライン配信を行い、より多くの方に作品を見ていただける機会になりました。

 

この公演で作品を発表をした生徒の声です!

 

【ダンスチーム】

卒業公演にご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました🙇‍♀️
 
私たちはこの3年間、自分たちで踊りや即興劇を作る経験を重ねてきました。そこで踊りを作ることの難しさを実感し、柿崎さんから産まれてくる振り付けに対してリスペクトが高まり、なにひとつ零さず届けようという意識が生まれました。
 
しかし考えてみれば、1年生の頃の私たちなら、アーティストさんが提案してくださったものをただ鵜呑みにし、ただ踊るということしかできず、ともに作品を作り上げることはきっと出来ませんでした。2年生の時のコミュニティアート実習などで、アーティストの方に授業をして頂いた際に、講師の方だからと身構えすぎず、能動的に挑戦してみるという経験をしました。その経験のおかげで、今回も、講師の方だからといって身構えすぎず、能動的に挑戦してみるという経験ができました。
 
この卒業公演の稽古が始まった頃の私たちは、好きなものを好きだと認めることも、自信を持って好きだと言うことも難しく思っていました。
そんな私たちに
「今好きなもの、没頭できることがあるのなら、きっとそれが未来に繋がる」
「その時の自分の体の状態を楽しむことを大切にしてみて」
などと柿崎さんは伝えてくださりました。
今までの私たちは、技がきまっていたり、全員の動きがシンクロしているようなダンスがかっこいいと思っていました。しかし、技や型、カウントを覚えた上で、目線の先や伸ばした腕の先に何があるのかなど、踊る際に自分でイメージを持って踊ることが大切であるということを2年間の授業の中で学んできましたが、頭ではそのことを理解していても、踊る時、実際に意識したり、イメージを持つことを楽しんだりと、体の感覚として理解することは完全にはできていませんでした。
 
今回の本番で、今の自分の体でしかできないダンスを楽しみ、今目の前にある踊りに夢中になることの楽しさを知ることができました。
 
頭の中だけでの理解でとどまっていたものを自分の体で実際に体験してみることで、自分の中での理解度も解像度もあがるため、まずは挑戦してみるということの大切さも改めて実感することができました。
 
沢山の方々にこの卒業公演を支えていただき、自分たちの表現を思いっきり楽しめたことを本当に幸せに思います😭💗
本当にありがとうございました!🙇‍♀️
 

この経験と感謝の気持ちを忘れず、これからも沢山のことを学んでいきたいです!🔥

 

 

【演技チーム】

卒業公演にご来場頂いたみなさま、本当にありがとうございました🙇‍♀️
 
卒業公演で三浦さんの稽古を受けたり、みんなとクリエーションを重ねていくことで、
私たちは自分や他者の過去や未来について考えるようになりました。
過去や未来を想像する事で今この瞬間にも過去が更新され、次々と未来につながっていっていることに気づかされました。
これらの実感から、仲間と共に過ごせている経験はもちろん、何気ない一瞬がとても尊いものであり、大切なものであると感じました。
 
演技チームは、三浦さんにいただいた役を演じていく中で、その人物の背景を考え、自分との共通点を見つけたり、自分が普段使っている言葉でせりふを話してみたりと、役と自分を擦り合わせる作業を丁寧に行ってきました。そうすることで、舞台では役を演じるのではなく、私達の想いと願いを素直にのせることができました。
 

この作品を貫く願いである、「終わらせないまま始まり続ける」ということをしっかりと私達の中に刻み、これからの活動へ活かしていけるよう、頑張りたいと思います!❤️‍🔥

 

 

たくさんの方に関わって実施できた公演です。

本当にありがとうございました!!!